④不動産相続

不動産相続で損しないために知っておきたいこと!

 

今後住む予定のない実家を相続することになり、どうしたらいいか悩んでいる人も多いと思います。

そこで本記事では、

  • 実家相続の流れ
  • 実家を相続した場合のリスク
  • 実家を相続する際に今すぐやるべきこと

について解説します。

相続で損したくない人は、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

 

実家を相続する際の流れ

実家を相続する流れは以下の通りです。

  1. 相続人や相続財産を確認
  2. 相続放棄する場合は申立てをする(相続開始から3ヶ月以内)
  3. 遺産分割協議で、財産の分け方を決める
  4. 相続財産の名義変更・相続登記
  5. 相続税の申告・納付をする(相続開始から10ヶ月以内)

相続人と相続財産を確認

まずは相続する財産を確認しましょう。

財産の中で、特に問題なのが家と土地です。

なぜなら、家と土地が金額面で一番大きく、分割しづらいからです。

下記のように、相続人同士でも非常に揉めやすいです。

 

なので、早めに家の価値を把握し、どう分割するかはっきりしておきましょう。

まずは査定依頼することをおすすめします。

 

相続放棄するか判断

相続放棄する場合、期限は相続開始から3ヶ月以内です。

3ヶ月を超えると相続放棄できません。

実家の価値が分からず、相続すべきか相続放棄すべきかわからない。。

そんな方はまず無料で不動産査定を依頼して持ち家の相場を調べましょう。

 

相続税には控除がある

遺産相続において相続税が気になる方も多いと思いますが、相続税には控除があります。

相続税の基礎控除額
  • 3,000万円 + (600万円 × 法定相続人の数)

例えば、相続人が1人の場合は、3,600万円以下であれば相続税が1円もかかりません。

なんとなく実家を相続する危険性

なんとなく実家を相続することは、2つの危険性があります。

  1. 「特定空き家」に指定される
  2. 3,000万円の税金控除が利用できない

1. 「特定空き家」に指定される

実家を相続して空き家になった場合、「特定空き家」に指定される可能性があります。

「特定空き家」とは、以下に該当する、周辺地域に悪影響を及ぼす可能性がある建物です。

  • 公衆衛生上有害である
  • 景観を著しく損ねている
  • 近隣の生活環境を損ねている

特定空き家に該当すると、「住宅用地の特例措置」という固定資産税を軽減する制度が受けられなくなり、固定資産税が最大で6倍になります。

2. 3,000万円の税金控除が利用できない

もし相続した不動産を売却する場合、3年以内に売却しないと3,000万円の税金控除が受けられなくなります。

ちなみに、不動産はすぐに売れるものではなく、数年売れないことも十分あります。

3年経ってから家や土地を売った場合には、売却益の全額に対して譲渡所得税がかかるため、税負担がかなり大きくなる可能性も。

売却を視野に入れている方は、早めに不動産会社に相談するのがおすすめです。

 

相続した実家に住まない場合はどうする?

相続した実家に住まない場合の対処方法として、以下の2つがあります。

  1. 空き家を更地にする
  2. 空き家を売却する

1. 空き家を更地にする

まず一つ目が「空き家を更地にする」方法です。

ただし、更地にする場合は以下のような注意点も。

  • 空き家の解体費用が100万円ほどかかる
  • 更地にすると固定資産税は6倍、都市計画税は3倍になる

「建物分の固定資産税が浮く」と考える人もいるかもしれませんが、実際にはそれ以上の税金がかかることになり、解体費用も高額です。

そのため、「遠方に住んでいて空き家の維持が難しい」「老朽化していて危険」などといった場合に検討するといいでしょう。

また、駐車場にする、借地にするなど土地を有効活用するのもおすすめです。

 

2. 空き家を売却する

今後家や土地を活用する予定がないなら、売却するのが最もおすすめです。

空き家を売却すれば、以下のようなメリットがあります。

  • 固定資産税や維持費がかからない
  • 売却益が出る可能性がある

慣れ親しんだ実家を売ることに抵抗がある人もいるかもしれませんが、空き家となれば急速に家も傷み、人が住むのに適さない状態になってしまう場合も。

親の遺してくれた資産を有効活用するためにも、早めに売却を検討することをおすすめします。

 

✔ 実家の相続でまずやるべきこと

実家の相続でまずやるべきことは、まず不動産の正確な価値を調べることです。

なぜなら、不動産の価値を把握していなければ、

  • 相続すべきか
  • 売却するべきか
  • 相続放棄すべきか
  • 家を有効活用すべきか

判断できないからです。

不動産の価値を把握しておけば、取るべき行動が明確になりますよね。

間違ってもなんとなく家を相続してはいけません。

空き家になってしまった場合、資産価値がどんどん下がっていくためです。

また、売却できたとしても、不動産にどれくらいの価値があるのかは素人ではわからないため、よく考えずに売却した場合、数百万円単位で損をする可能性も。

あとで後悔しないためにも、Gen’Zにまず査定依頼することをおすすめします。

家を放置するのは損でしかない!

家を放置するのは非常にデメリットが大きいです。

  • 固定資産税や維持費だけで毎年数十万円もかかる。
  • 不動産の価値が年々下がり続ける。
  • 草取り、植木の手入れなど維持の手間とコストがかかる。
  • 治安、ゴミ、野良猫、害虫、汚臭、倒壊など、近隣トラブルにも。

3000万円の住宅の場合、固定資産税は年間29.4万円かかります。
その他にも維持コストも加われば、30万円以上はかかるでしょう。

そのため、できる限り早く、家をどうするか話し合いましょう。

さらに、もし相続した不動産を売却する場合、3年以内に売却しないと3000万円の税金控除が受けられなくなります。

ちなみに、不動産はすぐに売れるものではなく、数年くらい売れない場合もあります。

そのため、税金控除を受けられる期限3年のために、少しでも売却を検討しているなら、早めに相談・査定をしておくべきです。

現在、不動産バブルが到来しています。

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家やマンションを高く売りたい方は、このチャンスを逃さないようにしましょう。

 

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